11月の福祉情報!「重層支援体制整備事業とは何ですか?」

掲載日:2025.11.05

地域住民の複合化・複雑化した支援ニーズに対応するため、市町村において包括的な支援体制を整備することを目的とした事業です。

高齢者には介護保険制度、障害者には障害者総合支援法、子どもには児童福祉法、生活困窮者には生活困窮者自立支援法のように従来の福祉制度では行われてきましたが、実際の地域住民が抱える課題は、複合的なものが増えてきています。

 

例:「8050問題」80代の親が50代の子に生活を支える問題

「ダブルケア」育児と介護を同時に担う

「ヤングケアラー」18歳未満の子どもが家族の介護や世話を担う など

 

従来の縦割りの制度の専門性を活かし、連携を強化することで、より効果的な支援を実現します。

重層的支援体制整備事業では、包括的相談支援・参加支援・地域づくりに向けた支援という3つの支援を柱としています。

 

相談窓口が分かれていたことで、住民にとっては、どこに相談すればよいかわからない、複数の窓口を回らなければならないといった不便さがありました。

 

これらの相談支援機関が連携し、どの窓口に相談しても、適切な支援につながる体制を作ります。

 

地域住民全体を対象とした地域づくりにも力を入れ、支援を受ける人も支援する人も、共に地域の一員として活動できる環境を整備し、持続可能な支援体制となります。

 

『誰一人取り残さない地域共生社会』を目指しましょう。

 

■お問い合わせ先

志布志市社会福祉協議会

志布志本所 472-1800 有明支所 474-0310 松山支所 487-2001